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80年代に流行ったカラオケ

    カラオケはなぜ人気になった?

    カラオケが人気になったきっかけは人手不足のお店が仕掛けたコンテナカラオケがきっかけでした。
    人手が足らなかったお店で使っていなかったコンテナボックスに、100円で一曲歌えるタイプのカラオケチェンジャーを設置していたら大人気になったとか。日本人の人前で歌うのは恥ずかしいという国民性がカラオケボックスの誕生の手助けになったのかもしれません。
    また、最初は若者世代ではなく、仕事帰りに一杯飲んで帰るサラリーマンの中年層から始まりました。お酒が入った勢いで、お店にあるカラオケで歌っちゃおうみたいなノリで、カラオケボックスができるまではスナックのようなお店に設置されていることが多かったようです。

    カラオケの開発秘話

    カラオケは1960年ごろにはすでに開発・販売されていましたが、人気が出たのは80年ごろというもの。
    カラオケという名称が「空っぽのオーケストラ」というのは知っている人が多いと思いますが、ホントにそんなことが起きたというのがキッカケの一つです。1950年くらいに宝塚劇場の舞台公演では生オーケストラが起用されていました。ただ、そのオーケストラの楽団員がストライキを起こし、オーケストラボックスと呼ばれる場所が空っぽになってしまったことがありました。この公演では録音した演奏のテープを使って無事に開演できたのですが、テープを使って代用することがのちの「カラオケ」に繋がったそうです。
    そのため、もとはカセットテープに数トラック入った音楽にあわせて歌うのが主流でした。半導体のおかげでマイクが離れていても使えるようになったり、カセットテープからレーザーディスクだったり、オートチェンジャーへと進化していった結果今のカラオケの形になっていったのです。

    最近のカラオケ業界や最新機器

    最近ではAIがカラオケにも入ってきて、今までの使い方とは変わってきています。
    アレクサのようにマイクを通して話しかけると選曲してくれたり、リモコンで調整していたキーの設定や取り消しなどが可能になったりしました。また、各地のライブホールやドームの臨場感を造り出すリアルライブ体験が可能になりました。各施設の音質を完全に再現しているので、本物のライブ会場で歌っているような感覚を味わえますよ。

    最近の感染症のため、密室というのが懸念点になりカラオケを利用する人が減ってしまいましたが、感染症の収束が見えてきて来客数は増えてきているようです。
    この低迷期にカラオケ業界では一人カラオケにも力を入れ始めています。このキッカケでカラオケがさらなる進化を遂げるのではないかと私はワクワクしていますよ。